バリ島(インドネシア語:Pulau Bali)は、東南アジアのインドネシア共和国バリ州に属する島です。首都ジャカルタがあるジャワ島のすぐ東側に位置し、周辺の諸島と共に第一級地方自治体であるバリ州を構成しています。バリ島の面積は5,633km²愛媛県とほぼ同じで人口は389万人。
「神々の島」とも形容されるバリ島では、人々のおよそ90%が、バリ土着の信仰とインド仏教やヒンドゥー教の習合によって成り立つバリ・ヒンドゥーと呼ばれる信仰を奉じている。イスラムのお祈りや断食などは関係ありません。
バリ島の地域社会では、バリ・ヒンドゥーに基づく独特な慣習様式(アダット)に従った生活が営まれており、21世紀に入ってもなお、バンジャールやデサと呼ばれる地域コミュニティをベースとして、様々な労働作業(ゴトン・ロヨン)や宗教儀礼が共同で執り行われております。人々はバンジャールなどの地域組織に属することで小さい頃から隣人との助け合いの心を身につけており、喧嘩を好まない。このような背景もあって、住民の性格は非常に温厚です。